公認会計士・税理士・中小企業診断士 | 木村稔会計事務所

お知らせ

2025/07/15

お役立ち情報

税務調査も怖くない!木村会計事務所が教える3つの対策と会計・AI活用術

税務調査の不安を解消!3つの「備え」で安心経営

会社の税務調査は不安に感じるかもしれませんが、適切に申告していれば過度に心配する必要はありません。さらに、以下の3つの対策を講じることで、税務調査のリスクと不安を軽減できます。

1. 日々の正確な記帳と証拠書類の保管

日々の取引を「適時・正確」に記帳し、その証拠となる書類やデータをきちんと保存しておくことが重要です。これにより、税務調査時にスムーズな確認が可能になります。

2. 木村会計事務所による「月次巡回監査」の活用

毎月、月次決算を行い、木村会計事務所による「月次巡回監査」を受けることをお勧めします。専門家による定期的なチェックで、誤りや問題点を早期に発見・修正し、適正な会計処理を維持できます。

3. 「書面添付制度」で税務調査を回避

税理士法で定められた税理士による「確認書面」を申告書に添付しましょう。この書面は、顧問税理士が申告書作成過程でどのように検討・判断したかを記載したものです。これにより、税務調査の事前通知前に木村会計事務所の税理士が税務署職員に意見を述べる機会が与えられ、税務調査が省略される場合があります。これは「あんしん」の制度と言えます。

知っておきたい「借入金」の基本と注意点

「借入金」は、会計ルールに基づいて「短期借入金」(流動負債)と「長期借入金」(固定負債)に区分されます。

短期借入金と長期借入金の区分

  • 短期借入金:返済期限が1年以内に到来する借入金です。仕入れや家賃などの運転資金、手形借入や当座借越などが該当します。
  • 長期借入金:返済期限が1年を超える借入金です。建物・機械・車両などの設備資金、一定期間の運転資金を借りる証書借入などが該当します。

なお、長期借入金のうち、返済期限が1年以内に到来する部分は「1年以内返済長期借入金」として流動負債に区分します。

役員借入金の適切な管理

役員からの借入金は、金融機関からの借入金とは別に「役員借入金」として管理しましょう。税務調査では、役員借入金の「出所」が確認されるため、現金でのやり取りは避け、役員の個人口座からの振込にし、振込明細を保管しておくことが重要です。これにより、資金の流れを明確に説明できます。

中小企業こそ活用したい!「生成AI」の可能性

生成AIは、入力された指示(プロンプト)に応じて、インターネット上の膨大な情報から回答を生成する技術です。まるで人間のように文脈を理解し、斬新なアイデアを生み出すため、ビジネスシーンでの活用が進んでいます。

中小企業が生成AIを活用するメリット

仕事量が多い中小企業にとって、生成AIの活用は大きなメリットがあります。人手不足の解消につながるだけでなく、これまで手間がかかっていた事務作業を効率化し、生まれた時間を営業活動など新たな収益につながる業務に充てることができます。

生成AI利用時の注意点

ただし、生成AIはインターネット上の情報に基づいているため、事実と異なる情報を提示する場合があります。利用する際は必ずファクトチェック(事実確認)を行いましょう。また、著作権や商標権、意匠権など、他人の「権利の侵害」にあたらないかどうかの配慮も必要です。