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2025/09/22

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建設業の経営者必見!「どんぶり勘定」から脱却する超入門マニュアル

「頑張っているのに儲からない」その原因は「どんぶり勘定」かも

毎日多忙な建設業の社長様。「売上は立っているのに、なぜか手元にお金が残らない…」「特定の工事で利益が出たはずなのに、通帳の残高が増えない…」といった悩みを抱えていませんか?

その原因は、会社全体の売上と経費をまとめて管理する「どんぶり勘定」にあるかもしれません。

どんぶり勘定は、知らぬ間に会社の体力を奪う危険な習慣です。木村会計事務所は、この状態から抜け出し、頑張りの成果を確実に利益として残すためのシンプルな方法を提案します。

「どんぶり勘定」が引き起こす4つの危機

どんぶり勘定は、企業の成長を妨げるだけでなく、経営を危機に晒す可能性があります。

  1. 見えない赤字工事: 複数の黒字工事の利益を、たった一つの赤字工事が食いつぶしても、どの工事が原因か特定できません。
  2. 勘に頼った危険な見積もり: 過去の正確な原価が不明なため、次の見積もりも「勘」に頼ることになり、赤字受注や失注を招きがちです。
  3. 突然の資金ショート: 将来の支払いを予測できず、予期せぬ資金不足に陥るリスクが常に伴います。
  4. 金融機関からの不信感: 銀行は経営管理能力を厳しくチェックしています。原価を把握していないと、融資を受ける際の信用を失いかねません。

いますぐできる!脱「どんぶり勘定」3ステップ

専門的な知識や高価なソフトは不要です。まずはこの3つのステップから始めましょう。

  1. すべての支出に「現場名」を手書きする: 材料費や外注費の領収書・請求書など、すべての経費の書類に、必ず現場名を記入します。
  2. 簡単な「現場別・経費帳」を作成: 記入した現場名をもとに、Excelなどで工事ごとの費用を記録します。これにより、工事ごとの収支が一目で分かります。
  3. クラウド会計で「全自動化」へ: Excelに慣れたら、freeeやマネーフォワードといったクラウド会計ソフトのタグ機能を活用し、経理作業を自動化しましょう。

利益を可視化する4つのメリット

工事ごとの原価を把握し、利益を可視化することで、以下のような絶大なメリットが生まれます。

  • 自信のある見積もりが作れる
  • 本当に儲かる工事に集中できる
  • 正確な資金繰り予測でキャッシュフローが安定する
  • 金融機関からの信頼がアップし、融資が受けやすくなる